佐山雅弘のブログ

2016年1月5日
#3Good By

https://youtu.be/FsVueub2GM0
 日本JAZZ曲人気投票をしたら間違いなく上位に入る板橋文夫の名曲です。
 日本人の作品が他の日本人に演奏される事が存外少ない気がする。いい曲はいっぱいあるのです。勿論、時間的・空間的な必然からいって割合は低くなるけれど。作曲者自身も匠まずして(むしろ本人は日本人離れを目指していたりする)醤油味がにじみ出ていて、受け取り側も意識下でそこに感応しているのだろう。
 これはアドリブ演奏面で、より顕著なように思う。
 マーラーやブラームスでも日本の指揮者の方が、間というか音楽の輪郭にシンパシィを感じる事が多い。指揮にそういうことが出るものだろうか。
 安易な同族意識や素朴さを超えたナショナリズムは戒むべき、それ以上にそれ以上に唾棄すべきものだが、同族間に相似の”心の奥の共感”が、異民族間で起こるならば、差別・区別意識の無意味さに気づくよすがになるだろう。子供ができる可能性があるオスとメスは同じ種である。人類と名の付く我々はすべて同種生物なんである。

 近況:ミュージカル”恋と音楽”の稽古が始まった。年末も押し迫ってから届いた台本に今日の稽古開始に間に合わせるべく曲書きしていた年末年始だった。

年末年始お疲れ様です。・・Good By eがないのはシャレでしょうか(^_-)
You tubeシリーズの中では琴線に触れるツボだったので先取りで偶然年末に
発見して色々ググって探していました。板橋さんの、、だったんですね。
いつがきっかけだったか忘れましたが(たぶん20年以上前)
「watarase」を聞いて以来板橋文夫さんのファンです。この曲の記憶はないはず、
なのにデジャブーのような不思議な感じ、佐山さんの解説に納得です。
おかげで35年位前のこの曲の収録されているアルバムをYoutubeで聞く事ができました。
ライナーノート付きの(ホントいい時代になりましたね)・・でそこから醤油味のにじみ出る
感じやらなにやらも納得の(納豆が好物らしいです)
日本人離れを目指している、にも納得の(^_-)-☆
(この曲はNYのセントラルパークを歩いている時に出来た曲らしいです)
wataraseを以前Youtubeで発見したのは2014年版なので
(河原で盛装して気持ちよさそうにグランドピアノを弾いておられました)
30代の頃の?板橋さんも逆に新鮮でお正月にとびきりのお年玉をもらった気分です。
音楽て本当にいいですねぇ、日頃の俗世間のアレコレを一掃してくれる感じの(笑)
佐山さんのおかげで突然15年以上前の板橋さんにまつわる話、色々思い出しました。
又来ますね。本年も有無を言わさずではありますが(笑)
よろしくお願いいたします。

佐山さんのピアノ、色々懐かしくて作曲者ご本人(板橋さん)のピアノを聞いた後に
改めてきくと、「醤油味がにじみでて・・」の件がちょっと、、
日本人っぽくは聞こえてこない気が、この曲から受ける佐山さんのイメージ
最初にビルエバンスの道路の車線上に車のジャケットの、、が浮かんできて
そのあとキー(Em)のせいかフランスっぽい、ミシェッルルグランとかぺトルチア―二
の感じがしました。(その辺の曲かと思って探していました)
佐山さんのリリシズム(抒情的な世界観)は日本人っぽくない気がします。
言葉では表しきれないですけど・・
薄口醤油、いや煮切酒、みりん?塩味系かな、と。例えが和風ですが(笑)
その塩梅がたまりません。甘いというより品のいい旨み。みたいな(ほめ過ぎ?)
まぁ、タイプということです。ちなみに物販目的ではありません。念のため(笑)

今回のお話で突然20年位前の些細な事を思い出し色々ボーっと思う朝です。

ライブ終わりで常連の(小山)彰太さんがバイト先のお店に板橋さんを連れてきてくださった。
オシャレな感じの佇まい。オーラが違うな〜♪てずっとファンだったのでチラ見しながら
緊張してオーダーを待っていました。ママが音楽好き(ミュージシャン好き)な
リーズナブルな居酒屋、いつになく口調が丁寧な彰太さんがワインをオーダー、、
あ、お好きなのかな・・て思いながら、お店の品揃え、滅多に注文されないから?
安物の、メニューには何故か高額の(笑)それはちょっと、、、て躊躇していたら
え、ナニ?て微妙な空気になって(いつもはそこそこ美味しい焼酎で皆で盛り上がっていた)
「、、じゃ、焼酎にすっか〜!」て彰太さんが独特の口調で
(せっかくご案内したのになんだよー、みたいなちょっと不機嫌な感じ?)おっしゃった。
あ、て、彰太さんのファンでもあったので(顏をつぶして)申し訳ない、と思う反面
こんなワインを出したんじゃ反って?って内部事情を知っているので(言えるはずないし)
その時はほっとして満面の笑みで「はい♪(じゃ焼酎で)」てオーダーを受けていたら
ボソッと板橋さんが「いたうれし、、」と言ってそれを聞いた彰太さんが、え?て
(いとうれし、みたいな?て)空気が一気に和んだのでした。
たったそれだけの事なのですがふと思い出して、あの時、て絶対に覚えてはおられない出来事
の板橋さんの心情を妄想したりして・・気をつかってとりなしてくれたのかな、とか、、
スミマセン、此処でわけのわからないどうでもいいような事をしゃべってしまって
ま、ついでにもう少し(笑)
で偶然今回の曲の入っているアルバム「watarase」をYoutubeで発見。
板橋さんのプロフィールやら何やらのライナーノーツが画像にupされていて
(醤油を一杯入れた納豆、かつ丼、コーヒーが好物とか)30代の頃の?
結構素朴なお人柄な印象で少しほっとしました。お会いした時は50前後の
ヨコハマ辺りにお住いの?メガネとか服装も垢抜けた感じでした。やはりワインの
方がお似合いだったのか・・

↑と妄想していたら、、最近の(3年前65歳位?)の
You tube の演奏を発見しました。圧巻の演奏、DVD用の?サケの加工場で「watarase」を巨漢で弾き倒す感じの、、調律された裸のピアノをまるでピアノと格闘している?サケが川を登ってるかのような、、
板橋さんの人生観が伝わる感じでした。で演奏後に
ペットボトルの清涼飲料を
美味しそうに飲んでおられて、そうか〜♪て答えを
もらったような(笑)



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